日本人の9割が知らない肩こりの原因

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この記事の結論

肩こりの原因は『僧帽筋』ではなく『肩甲挙筋』である

自己紹介

足立区北千住の腰痛専門整体院の新美です。

私は2023年現在で15年目を迎えるトレーナー兼整体師として活動しております。

これまでに述べ一万人以上の人のカラダの悩みについて携わってきました。

内容は、健康系から、アスリート系、ダイエット系、ボディメイク系など、多岐にわたります。

現在は整体院を開業して5年目となり、「腰痛専門」として看板は掲げていますが、そのほかにも

「肩こり」

「首痛」

「腕が上がらない」

などの症状にも対応してまいりました。

その一例はこちらです。

私が大切にしていることは、

玉石混交の情報の中から、科学的根拠のある正しい情報をピックアップし、一般の人にわかりやすく提示して普及させていくこと

です。

そういった経歴と考えを持った人間がお伝えするというをご理解いただけると幸いです。

その他プロフィールはこちら

何事においてもそうですが、

『原因を知る』ことはとても大切なことです。

そうでないと、効果的な対策を打つことができません。

もし、原因の捉え方が間違っていれば、『間違った方向に進むだけ』です。

カラダをよりよく変えるために必要なことは2つ。

  • 目的
  • 手段

この場合の目的は、「原因を改善する」

そして手段は、「マッサージ、ストレッチ、鍼、灸、エクササイズなど」となります。

私たちの多くの場合を見ていると

手段ばかりが先行してしまい、目的がずれてしまったり、そもそも見えていないことがよくあります。

例えば、手段そのものを目的化してしまったり、原因が間違っていたりということです。

ただ、これでは『間違った方向に早く進むだけ』なのです。

例えば、あなたがハシゴで山の上に登るとしましょう。

この時、目的は「目標としている頂上に着く」ことであり、

手段は「ハシゴを素早く登る技術や道具」ということになります。

この時、そもそもハシゴをかける場所を間違えていたらどうなるでしょう。

Aの場所にかけるはずがBにかけていたら。

ものすごい技術と道具を持っている人であればあるほど、

早いスピードで間違った場所に辿り着くだけです。

ハシゴを使わずにヘリが使えたとしても、

とんでもないスピードでBに着くだけです。

これでは目的は達成されません。

だから、原因をしっかりと見極めことは大切なのです。

ただ、現実は、

  • そもそも、肩こりの原因を知らない
  • もしくは、間違った原因を信じている

例えば、世の中で多く知られる肩こりの原因は『僧帽筋』です。

少し肩こりについて調べたことがある勉強熱心な方であれば、僧帽筋が肩こりの原因であると答えるでしょう。

しかし、実は僧帽筋は肩こりの原因筋ではありません。

あなたがこれを最後まで読んでいただければ、

  • 肩こりの本当の原因を知ることができます
  • 肩こりの本当の改善法を知ることができます
  • 肩こりの予防法を知ることができます

日本人の9割が知らない肩こりの原因を知り、正しく改善したい方は最後までお読みください。

【結論】肩こりの原因筋は『肩甲挙筋』である

それでは、結論からお伝えします。

ズバリ、肩こりの原因筋は『肩甲挙筋』です。

ただ、ほとんどの方は『肩甲挙筋』と聞いても、あまり馴染みがないかもしれません。

こちらがその肩甲挙筋です。

ちなみに良く肩こりの原因として言われている『僧帽筋』はどこにあるかというとこちらです。

このように見てみると、ほとんど同じようなところにあるのがわかります。

実際には、カラダの内側に『肩甲挙筋』があり、外側に『僧帽筋』があります。

そのため、僧帽筋が肩こりの原因菌と勘違いされやすいのです。

【理由】「僧帽筋ではなく肩甲挙筋が肩こり筋である」3つの理由

「僧帽筋ではなく肩甲挙筋が肩こり筋である」理由は、解剖学的視点で全て説明することができます。

そして、それは以下の3つの理由から説明できます。

  1. 肩こりの主な原因は猫背によって引き起こされるから
  2. 猫背によって負担がかかるのは「僧帽筋」ではなく「肩甲挙筋」だから
  3. 筋肉は骨との境目に負担がかかりやすいから

この3つの理由を検証することで、肩甲挙筋が肩こりにおける原因筋であることがわかります。

それでは次に、具体的にこの3つについてみていきましょう。

【検証】本当に肩甲挙筋が肩こりの原因であるか?

①肩こりの主な原因は猫背によって引き起こされる

まずは「猫背」について一応確認しておきます。

猫背はこのような姿勢のことを一般的に指します。

見ていただくとわかるとおり、主に首と胸、肩甲骨の位置に違いが見られます。

首:頭が前に出る

胸:過度な湾曲で後に丸まる

肩甲骨:前に出て若干上がる

そして、顔が前に出れば出るほど、首に強いストレスがかかります。

つまり、猫背が肩こりを引き起こすことがわかります。

②猫背によって負担がかかるのは『僧帽筋』ではなく『肩甲挙筋』である

ここからは、ちょっと専門的な話になります。

できるだけわかりやすくはお伝えするつもりですが、わからないという方はごめんなさい。

それでは早速、もう一度『僧帽筋』と『肩甲挙筋』の2つの筋肉を見てみましょう。

筋肉の動きを見比べる

今度は横から見てみます。

こちらは僧帽筋

そして、こちらが肩甲挙筋

とっても似ている筋肉なのですが、この2つの筋肉をよく見比べてみると、違いがはっきりと見えてきます。

どこに違いがあるかというと、それは「筋肉の動き」です。

この画像を見てください。

この緑の矢印が筋肉の動きを表しています。

そこでわかるのは、この2つの筋肉は全く逆の動きをしているということです。

つまり、この時点で同じような場所にありながらも、どちらか一方が猫背の負担を強いられていることがわかります。

どちらの筋肉に負担がかかるのか考える

では、次に考えたいことは「負担」です。

人間が負担を感じる時、体ではどのようなことが起こっているでしょうか。

それはもちろん「筋肉が働いているとき」です。

休んでいる時に疲れる人はいません。

そして、実は僧帽筋がうまく働いている時は、姿勢は良くなるのです。

つまり、猫背状態は、僧帽筋はサボった状態、肩甲挙筋は過剰に働いている状態ということになります。

その結果、肩甲挙筋が痛くなるのです。

③筋肉は骨との境目に負担がかかりやすい

おそらく多くの人が肩こりを感じる時、一番感じる場所はここではないでしょうか。

実はここは肩甲挙筋のここなんです。

合わせてみるとこんな感じです。

筋肉の一番負担がかかりやすい部分は、『骨との境目』です。

つまり、筋肉や骨の位置から考えても、僧帽筋ではなく肩甲挙筋だということがわかります。

【まとめ】

以上が今回の内容になります。

今回は肩こりの原因についてお伝えしました。

改めて整理すると、

  • 肩こりの原因は僧帽筋ではなく、『肩甲挙筋』である
  • その理由は3つ
    1. 肩こりの主な原因は猫背によって引き起こされるから
    2. 猫背によって負担がかかるのは肩甲挙筋だから
    3. 筋肉は骨との境目に負担がかかりやすいから

以上の理由から肩こりは肩甲挙筋ということになります。

肩こりがひどくて困っている方は、この肩甲挙筋をマッサージしたり、ストレッチをするようにしましょう。

さらに、肩こりは猫背によって引き起こされることもわかっていますから、猫背の改善にも努めましょう。

猫背の詳しい改善方法については、また改めて触れていきたいと思います。

それでは、身体的、精神的、社会的自由を手に入れて、人生を豊かに生きていきましょう!

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