No.55 「健康」はそんな簡単な話ではない

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こんにちは。

足立区北千住の腰痛専門整体院SPiNEの新美です。

今日のテーマは「健康」について。

前回は「フィットネス」について書きました。

フィットネスはマッチョのものではない、という話です。

そして、今回は「健康」はマッチョのためのものではないという話を。

フィットネスという言葉と同じように、

健康という言葉のイメージもまた、本来の意味とはかけ離れつつあるように思えます。

健康についての定義は、WHO憲章によって1947年に採択されています。

その内容がこちら。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」

https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/

私たちが普段、「健康」という言葉を思い浮かべたときに連想するイメージはどんなものでしょうか?

または、健康のための「運動」や健康のための「食事」ということを考えたとき、

真っ先に思い浮かぶものは何でしょうか?

もしくは、健康という言葉から連想される「カラダ」はどのようなものなのでしょうか?

実は私たちは、知らず知らずのうちに、偏った「健康」というものを固定概念として持っているのかも知れません。

例えば、筋トレ好きで、適度に日焼けしたマッチョなカラダは健康的でしょうか?

生まれつき足が不自由で、車椅子に乗って生活をしている人は、みんな不健康なのでしょうか?

もしかすると、筋トレマッチョさんは、

食べるものも極端に制限し、「食事を楽しむ」余裕がなく、

常にプロテインを飲む時間を気にして1日を過ごし、

自分のルーティンが崩されるとイライラしてしまう人かも知れません。

対して、生まれつき足が不自由で車椅子で生活されている人は、

身体こそ自由が利かないこともありますが、

友人や職場の人と仲良く過ごし、

おおらかでいつもニコニコしていて、

仕事もバリバリこなしているかも人ならどうでしょう。

どちらの人が、本当の意味での健康と言えるでしょうか。

「健康」という言葉はとても奥が深い。

でもだからこそ、簡単に切り分けて区別してしまうような言葉ではなく、

その人のポテンシャルを引き上げるような言葉として

使われること意識しなければならないと改めて感じます。

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