こんにちは。
足立区北千住の腰痛専門整体院SPiNEの新美です。
今日のテーマは「健康」について。
前回は「フィットネス」について書きました。
フィットネスはマッチョのものではない、という話です。
そして、今回は「健康」はマッチョのためのものではないという話を。
フィットネスという言葉と同じように、
健康という言葉のイメージもまた、本来の意味とはかけ離れつつあるように思えます。
健康についての定義は、WHO憲章によって1947年に採択されています。
その内容がこちら。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/
私たちが普段、「健康」という言葉を思い浮かべたときに連想するイメージはどんなものでしょうか?
または、健康のための「運動」や健康のための「食事」ということを考えたとき、
真っ先に思い浮かぶものは何でしょうか?
もしくは、健康という言葉から連想される「カラダ」はどのようなものなのでしょうか?
実は私たちは、知らず知らずのうちに、偏った「健康」というものを固定概念として持っているのかも知れません。
例えば、筋トレ好きで、適度に日焼けしたマッチョなカラダは健康的でしょうか?
生まれつき足が不自由で、車椅子に乗って生活をしている人は、みんな不健康なのでしょうか?
もしかすると、筋トレマッチョさんは、
食べるものも極端に制限し、「食事を楽しむ」余裕がなく、
常にプロテインを飲む時間を気にして1日を過ごし、
自分のルーティンが崩されるとイライラしてしまう人かも知れません。
対して、生まれつき足が不自由で車椅子で生活されている人は、
身体こそ自由が利かないこともありますが、
友人や職場の人と仲良く過ごし、
おおらかでいつもニコニコしていて、
仕事もバリバリこなしているかも人ならどうでしょう。
どちらの人が、本当の意味での健康と言えるでしょうか。
「健康」という言葉はとても奥が深い。
でもだからこそ、簡単に切り分けて区別してしまうような言葉ではなく、
その人のポテンシャルを引き上げるような言葉として
使われること意識しなければならないと改めて感じます。
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