こんにちは!
足立区北千住の腰痛専門整体院SPiNEの新美です。
今回も「習慣」というテーマを取り上げたいと思います。
前回の内容をご覧になっていない方はこちらからご覧ください。
今回はその続きを。
日本人が今問題とされている病気のほとんどは「生活習慣病」であって、
その名の通り、生活習慣が起因となる病気であることから、
日常における習慣が重要であるということを前回は取り上げました。
しかし、このようなことを書くと、
極論的には「自己責任論」ということに帰結します。
つまり、
「生活習慣病になるような人間は、自己管理のできない堕落した人間であり、病気になってもしょうがない」
「そんな生活をしてきたんだから自業自得」
そんな声が聞こえてくることもあります。
しかも、それを専門家が中心となってそういった価値観を広めている場合さえあり、
正直にいって、とても残念でなりません。
確かに、生活習慣というのは、一つの側面から見れば「自己責任」であると言えます。
ただ、それだけ済ましてしまうのは、社会としての枠組みで見た場合に、非常に冷たいな、と感じてしまいます。
正直、習慣を変えるって本当に難しいじゃないですか。
人の行動は、平均すると約40%が無意識の習慣で作られていると言われます。
そのため、一度良い習慣を身につけてしまえばこんな楽なことはない一方で、
それが身につくまでには、多くの人が挫折します。
だからこそ、自分一人で頑張るのではなく、誰かのサポートが必要なんです。
生活習慣を単なる自己責任で片付けてしまうのは、非常にナンセンス。
これはスポーツで考えれば明らかです。
スポーツで勝てないのは、日々の練習が足りないから。
練習が身になってないから勝てない。
勝てないのは、選手個人の責任である、と片付けるの簡単です。
ですが、最高のコーチや監督に出会いというものは、
それまでの選手を一変させる力があります。
私はヒトの健康や習慣を「自己責任」で終わらせるようなことだけは絶対にしたくはありません。
コメント