この記事は、こんなお悩みを持った方におすすめの内容です。
- 本当に効果的な腰痛改善法を知りたい人
- トレーニングで悪化させてしまった人
- 時間とお金、労力を無駄にしたくない人
セルフケアのみ知りたい方は、『腰痛に効く3つのストレッチ』からお読みください。
理論的に理解したい方は、読み飛ばさずに最初から順番にお読みください。
腰痛は筋力不足が原因だと思っていませんか?
あなたは腰痛の原因を、どんなものだと捉えているでしょうか?
運動不足?
筋力不足?
姿勢不良?
特に一般的に腰痛の原因は、腹筋や背筋の筋力不足が腰痛を引き起こしていると言われます。
実際、整形外科など病院に行って腰痛を相談しても「運動不足なので、腹筋と背筋を鍛えてください」と言われるだけ、というケースも少なくありません。
しかし、腰痛のこと、カラダのことを正しく理解すれば、腹筋や背筋といったトレーニングを行うだけでは、いつまでも腰痛は改善されないことが、すでに明らかとなっています。
そればかりか、良かれと思っておこなっている運動が、疲労の蓄積や姿勢不良によって、さらに深刻な腰痛を引き起こしてしまうことすらあるのです。
”医科学的な理論”と”10年間のべ10,000人の結果”から
私は10年以上に渡って、『カラダのコンディションを整えるトレーナー』と『腰痛を改善する整体師』という2つ顔で、アスリートから一般の方まで述べ10,000人以上の方々のサポートをしてまいりました。
当然それらは、単なる経験則や非現実的な理論(擬似科学)に頼るのではなく、世界的な基となる解剖学や生理学といった基礎医科学や臨床医学をもとに裏付けされた考えがベースとなります。
そして現在は、『”病院では改善しなかった腰痛でお困りの方”のための整体院』を開院し、整体師としては『今ある腰痛の改善』を、トレーナーとしては『これから起こり得る腰痛の予防』を一貫して指導しております。
今回は、これまでの医科学的な視点と指導経験を踏まえた上で『本当にお客さまが効果を実感したストレッチ法』を解説します。
記事を読むメリット
今回この記事を最後まで読んでいただければ、腰痛改善にまつわる3つのメリットを得ることができます。
- 本当に効果のある腰痛改善法を知ることができる
- 腰痛を悪化させる原因を断ち切り、安心して腰痛改善に取り組めるようになる
- 腰痛の改善に無駄なお金と時間、労力をかけずに済む
腰痛改善におけるセルフケアの結論はコレ!
始めに結論からお伝えすると、腰痛改善におけるセルフケアは、股関節周りの3つのストレッチです。
それぞれのストレッチは以下の3つです。
- お尻のストレッチ
- 前もものストレッチ
- 開脚のストレッチ
そして、これらのストレッチで腰痛が改善する理由は以下の3つとなります。
- 腰痛の改善には筋トレよりもストレッチが大切だから
- 腰痛の原因は腰ではなく股関節だから
- 股関節3つのストレッチは誰にでも無理なく実践できるから
それでは、それぞれの理由を解説していきます。
腰痛改善には筋トレよりもストレッチが正解
一般的に腰痛の改善には筋トレが重要という認識があります。
実際に、お医者さんからはこのような説明を受けるケースもあります。
骨には異常はなさそうですね。
あとは痛みが治るまで湿布と飲み薬を使って、落ち着いたら腹筋と背筋を鍛えるようにしてくださいね。
筋肉を鍛えることはもちろんカラダにとって良いこともあります。
腰痛を持った方であっても、段階によっては筋トレを行うことは非常に重要です。
しかし、実は腰痛の方がいきなり筋トレをしてはいけない理由が3つあります。
それは、
です。
これらは、筋トレの効果によって筋肉が硬くなり、引き起こされるデメリットです。
反対に腰痛の方がまず行うべきはストレッチであり、その理由は3つあります。
それは、
です。
筋肉は伸ばして柔らかくなることで、血管が広がり、関節の動きはスムーズになり、疲労の蓄積を緩和します。
それによって腰痛は改善され、再発予防も期待できるのです。
そのため、腰痛の改善には、筋トレよりもストレッチといえます。
腰痛の原因は腰ではなく股関節にある
物事はに全てにおいて、『原因と結果』が存在します。
そして、多くの人が腰痛のことになると原因と結果を混同して考えてしまいます。
腰が悪いから腰が痛いのではなく、他の部分が悪いから腰に負担が掛かり、結果的に腰が痛くなるのです。
腰痛は結果であって、原因ではありません。
では、腰に負担をかけている部分はどこでしょうか?
それが股関節です。
なぜなら、腰痛と股関節には以下のような因果があるからです。
これらを詳しく見てみましょう。
まずは、簡単に股関節と腰のそれぞれの関節を見てみましょう。
①股関節は、腰よりも大きく動くようにできている
股関節をよく見てみると、丸いソケット状の形をしていることがわかります。
これを簡単にしたものがこちら
つまり、股関節はぐるぐると回ることがわかります。
そして、今度は腰の関節を見てみましょう。
これを簡単にしたものがこちら
少しわかりずらいかもしれませんが、腰は股関節と違って、平面を滑るようにして動いています。
つまり、腰は上下と左右に動きが制限させていることがわかります。
このようにして見てみると、股関節と腰の動きの違いを感じていただけると思います。
②股関節の動きが小さくなると、腰が動きをかばうようになる
前の説明で、股関節と腰の動きの大きさの違いがわかりました。
本来股関節は、非常に大きな動きをすることができる関節です。
ただ、もしその動きが制限されてしまったらどうでしょう。
例えば、股関節にある筋肉の柔軟性が低下して硬いと、動きがそのぶん小さくなってしまいます。
そして、その動きを補うために腰の関節が本来以上の力を発揮しようとしてしまうのです。
③腰の負担が増加し、腰痛になる
もうお分かりかと思いますが、腰が本来以上の力を発揮しようとしれば、過剰な疲労が蓄積されるのは当然です。
その結果、本来カラダに備わっている自己治癒力を超えた負担が積み重なることによって、腰痛が引き起こされることになります。
ですから、股関節周りの筋肉が硬いことで腰痛を引き起こしている方は、正しくストレッチを行うことで腰痛を改善し、さらに予防することができるようになるのです。
腰痛に効く3つのストレッチ
それでは、ここからは腰痛に効く股関節のストレッチ法を3つご紹介していきます。
まず、行うべきストレッチは以下の3つです。
それでは、それぞれのストレッチのやり方を解説していきましょう。
お尻のストレッチ
- 椅子に浅く腰掛ける
- 右足を左膝の上に乗せる
- 右足の外くるぶしが膝の上に乗るようにする
- 右手を右膝の内側に乗せる
- 左手は右足を下から添える
- 上体を前に倒す(30秒程度)
- 反対も同じように繰り返す
前もものストレッチ
- 壁など手で身体を支えられる場所に立つ
- 右足の踵をお尻に近づけるように膝を曲げる
- 右手で右足首を持つ
- 身体をまっすぐにする
- 右膝は身体よりも後に引く(30秒程度)
- 左側も同じように繰り返す
開脚のストレッチ
- 椅子に浅く腰掛ける
- 右脚を外側に開く
- 左脚は踏ん張りやすい場所に置く
- 右足のつま先は天井に向け踵を床につける
- 両手を腰に当てる
- 胸を張ったまま上体を前に倒す(30秒程度)
- 左脚も同じように行う
- できる人は両脚共に広げて行う
これら3つのストレッチを行うことで、股関節周りを効率よく伸ばすことができます。
それによって、腰痛を改善することができます。
さらに股関節周りをストレッチしたい方は、他の方法も試してみましょう。
まとめ
以上、今回は腰痛を改善するための3つのストレッチをご紹介いたしました。
まずは3日間。
そして1週間。
それができたら3週間。
毎日寝る前に実践してみましょう!
正しく実践していただければ、確実に身体の変化を実感していただけます。
また、もっと本格的に腰痛の改善と予防に取り組みたいと思われた方は、専門家に相談しながらご自身の状態に合った治療とセルフケアを実践してみてくださいね。
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