こんにちは。
腰痛専門整体院SPiNEの新美です。
本日も、前回の続きから。
前回までの内容は、こちらのリンクらからもご確認いただけます。
今回は、病院（整形外科）ではなく、整骨院、接骨院編です。
整骨院も病院と同じように、腰痛や肩こりなどの相談や治療をしてもらうために行かれることもあるかと思います。
では、そもそも整骨院とはどんなところなのか？
整骨院で働く専門家は、医師ではなく柔道整復師です。
柔道整復師という資格は国家資格で、厚生労働省から認められた人材のみが名乗ることができる専門資格です。
ちなみに柔道整復師は”日本独自”の資格であり、同じような資格は世界には存在しません。
では、実際に柔道整復師はどのような業務内容が認められた資格かを調べてみると、
『脱臼、打撲、捻挫、骨折の各種損傷に対して、外科的手術や投薬といった医療的手技を使用せずに、その回復を図ることを目的に施術を行う』
というものです。
つまり、柔道整復師は脱臼、打撲、捻挫、骨折の回復を図るための施術を行う専門家であり、
それを行うための勉強を専門学校や大学でするということになります。
ここで重要なことは、腰痛や肩こりはこの４つの中に”含まれていない”ということです。
っということは、もちろん学校勉強することも基本的にはこれらのことであって、
あなたが悩んでいる『腰痛』や『肩こり』を回復させるための方法を学んでいるわけではありません。
このことは意外にもあまり一般的には知られていないことではありますが、これが実情です。
ただ人によっては、「以前整骨院に通っていた時、腰痛の治療を保険でやってもらってた」という人がいらっしゃるかも知れません。
おそらくその場合は、「腰椎捻挫」としてカルテ処理がされて健康保険を適用したはずです。
『捻挫』であれば柔道整復師の出番ですから、全く問題ありません。
ただ、その腰痛が本当に『腰痛捻挫』なのか…は、わかりません…
本来捻挫は怪我であって、慢性疾患ではないからです。
これがいわゆる「グレーな保険適用」と言われるものです。
この辺をあまり言い出すと、ちょっと面倒なので今回はこの辺で…
つまり、話をまとめると、整骨院や接骨院は肩こりや腰痛といった慢性痛を回復させるための施設ではなく、
骨折、捻挫、脱臼、打撲の４つの怪我の回復のためにある施設だということです。
これが、相談しに行っても回復しない原因といえます。
それでは、今日はこの辺で。
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