こんにちは。
腰痛専門整体院SPiNEの新美です。
今日はちょっとだけグロいお話を。(あまり好きでない方はごめんなさい。)
私は最近、netflixで『エミリー・パリに行く』というドラマを観ています。
今回はこのドラマの内容に関するお話ではないのですが、
このドラマのシーンで思い出したことがあるので、その話を今日はしたいと思っております。
どんなシーンだったかというと、
シャンパンの栓を抜くときに、ナイフを使ってボトルに滑らせるようにし、ボトルの栓を開けるパフォーマンスを行ったシーン。
こんな感じのやつ。
あれを行ったときに、誤って指を切ってしまうというシーンがあるんです。
しかも、落ちた指の破片を探すという…(カオス)
で、その時に思い浮かんだのが、『湿潤療法』という治療法です。
主に傷などの治療に使われる治療法の一つです。
その方法について、詳しくはここでは説明しませんが、
それを行うことで、一般的に行われる処置よりも傷口を早く、綺麗に治すことができるというものです。
ちなみに、第一関節までであれば、切れた指も生えてくるとか。
なぜそんなことが起こるのかというと、人間には自分の身体は自分で治すという『自己治癒力』を備えているからです。
これは人間に限ったことではありません。
地球上で暮らすあらゆる生物がこの自己治癒力を持っています。
例えば、身近な例で言えば、あなたが階段から転んで骨折をしたとしましょう。
この時、多くの方は病院に行き、レントゲンを撮影の上で骨折箇所を確認し、部位を固定します。
そして場合によっては痛み止めを飲んだり、貼り薬を使ったり、特殊な医療機器を使って治療を進めるかも知れません。
ただ、これらのことは全て、折れた骨を直接治すわけではありません。
骨折部位を固定するのは、それ自体が骨を治すのではなく、折れた骨の面同士をそのままにせずに元の位置に戻しておくことで、
骨本来の自己治癒力によって面同士がくっつくの離れないようにサポートしているだけです。
あくまでも治すのその人の身体であって、自己治癒力です。
また、痛み止めもその名の通り、これは骨折によって引き起こされる痛みを止めるものであって、骨そのものを作る作用は全くありません。
そして、一般的に治すために使われていると思われている医療機器についても同じです。
医療機器はあくまでも自己治癒力を高めるためのものです。
例えば、骨折の治療で使われるのは『超音波骨折治療器』ですが、
これは超音波という超微細な振動を骨に与えることで、骨折の治癒を早めるものです。
そもそも骨というのは、物理的な振動刺激によって強化されることがわかっています。
そのため、その振動を効率よく骨折部位に当てることで、骨が作られるスピードを早めるものなのですが、
その振動自体が骨を形成させるわけではありません。
あくまでも、振動は自己治癒を促進させるものです。
これは全ての治癒に言えます。
だから、大切なのは、「いかにして、自己治癒を高めることができるか?」であり、
「どのポイントを抑えることで自己治癒を早めることができるか」です。
そんなことを、Netflixを観ながら考えていた、どうしようもない人間です。
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