こんにちは。
腰痛専門整体院SPiNEの新美です。
腰痛だけでなく、肩こりやその他の慢性的な痛みの原因は、その部位にないことがほとんどです。
例えば、腕を骨折した場合、痛みを発しているのは腕となりますが、腰痛のような慢性痛の場合には、
腰に何か異常があって痛みを発していることはほとんどありません。
むしろ、他の何らかの原因によって被害を受けていることを『痛み』という信号を脳に送ることによって知らせていると言って良いでしょう。
つまり、慢性痛というのは『被害者の叫び』と言えます。
では、その腰痛の被害というのは、どこからやってくるのでしょうか?
最近ではよく耳にするようになった『筋膜』という言葉はご存知でしょうか?
筋膜というのはその名の通り筋肉を包む膜のことで、料理をする方であれば、鳥の胸肉などを調理するときに薄い皮のような膜を剥がすことがあると思いますが、それが筋膜です。
実はこの筋膜、筋肉だけを覆っている膜ではなく、内臓や骨、神経や血管など、身体のあらゆる臓器を包んでいるんです。
さらに、それらの膜はそれぞれ単体ではなく、全ての膜が繋がっていて、全身が一枚の膜で繋がっていることが最近わかり始めています。
イメージとして全身タイツを着ているのようなものと思っていただけるとわかりやすいかと思います。
そして、そのタイツの一部が何かしらの影響で引っ張られるようなことがあったらどうでしょう。
他の部分がつられて引っ張られ、その影響は全身に及ぶことになります。
下は図はそのイメージです。
これらによって、本来よりも過度な負荷がかかる部分が、その負荷に耐えられなくなってくると痛みを生じさせるのです。
このメカニズムが腰痛などの慢性痛の原因の一つです。
だから、腰を揉んでも、引っ張っても、トレーニングをしても、
腰痛が改善されない…という結果を生んでしまうんです。
あなたの腰痛の原因はどこから?
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