No.17【いつか必ず泣きを見る】腰痛を悪化させる「危険サイン」5選:③湿布や痛み止めに頼る

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こんにちは!

北千住の腰痛専門整体院SPiNEの新美です!

それでは今日も元気よく【健康】についての勉強をしていきましょう!

今日のテーマはこちらです。

【いつか必ず泣きを見る】腰痛を悪化させる「危険サイン」5選③湿布や痛み止めに頼る

前回は、『腰痛を治そうとする』『②腰痛を治そうとする』についてお伝えしましたので、そちらをまだ読んでないよ〜って方は、下にリンクを貼っておきますので、そちらを先にお読みください。

ちなみに、腰痛を悪化させる5つの「危険サイン」はこちらです。

①腰痛を治そうとする

②運動を頑張る

③湿布や痛み止めに頼る

④過度な安静を続ける

⑤リラク系マッサージを受けに行く

では、早速今回の本題に入っていきたいと思いますが、

今日取り上げるのは、『湿布』と『痛み止め』です。

いや、これみんな使ってますよね〜?

CMもバンバン流れてますし、ドラッグストアに行ったらずらーって商品が並んでますし、

病院でも当たり前のように処方されるじゃないですか。

「これが危険のサイン?」

「それを使ってると、腰痛悪化の危険のサインなの?」

「また私たちを騙そうとしてるんじゃないのかー!?」(いや、一度も騙したことはありませんw)

なんで?って思いますよね。

でもここにはちゃんと、理由があるんですよ。

その理由はなんと『鎮痛』だからなんです。

「ん?鎮痛?はいはい、痛みを鎮めると書いて鎮痛ね。痛みを鎮めてほしいんだから、それでいいんでしょ?鎮痛の何が悪いの?」

って思うと思うんですけど、実はそこがこの落とし穴なんです。

「でたー!落とし穴、キタァァァァァァァー」

詳しく説明していくために、まずはカラダについての説明をしていきますね。

人間には数種類の神経がカラダの中に張り巡らされているんです。

それも、そのすべては脳から足や手の先まで。

イメージとして草の根っこのような感じ。

って言ってもわからないかもしれないので、こちらに画像を載せておきますね。(親切ですね〜w)

で、この神経のおかげで脳からの信号をカラダ全体に知らせることができるんですね。

例えば、私の脳が指を動かせっていう指令を出すから、私は今、ノートパソコンのキーを叩くことができている、みたいな感じ。

そんなふうに、脳とカラダを繋いでいるのが神経です。

ただ、この神経って脳からカラダへの一方通行ではないんですね。

カラダから脳に情報を伝達することができるんです。

その神経が感覚神経と言われるもので、

例えば『痛み』とか『痒み』とか、

『くすぐったい』とか、『熱い』とか、

そんな感覚を脳へ教えてるんです。

つまり、会社で言えば、脳という社長から、指や足に向かって「働け!働け!お前ら怠けるんじゃねーぞ!」っと言ってバンバン指令を出すだけじゃなくて、

末端の方から、「いや〜熱いんで掴めないっすよ〜、勘弁してくださいよ〜」とか、

「もうこれ以上動かしたら関節痛めてまうから、勘弁してくれへんか〜(なぜかエセ関西弁)」

っていう情報を脳に逐一送ってるんですよ。

そして、その代表的な情報が『痛み』なんですね。

つまり、私たちのカラダが痛みを感じている時というのは、

カラダが勝手に痛みを発しているわけではなくて、

何かしらの理由があって、それを脳に伝えたいから起こっているんですね。

じゃあ話は戻って、『鎮痛』について考えてみましょう。

鎮痛って「痛みを鎮める」という意味でしたよね。

っということは、どういうことか?

もう一度、考えてみましょうか。

例えば『腰のきんに君』が「ちょっと負担かかりすぎてまんねん。そろそろちょっとほんとキツいんで、負荷かけるのやめてもろてえぇですか?」というメッセージを脳へ送ったとしますね。

その時、鎮痛によって脳にその情報が届けられるのをブロックしていたらどうなるでしょう。

「へっへっへ。私はハッカーのチンツーだ。腰のきんに君から送られた情報は、私がハッキングして脳社長へ情報が届かないようにしてしまおう。」

そうすると、脳社長は全然そのことを知らないですから、

「おい!腰の筋肉!怠けてるのか、怠けてないのか、どっちなんだ!(←本来はきんに君がやるヤツ)」

と言って、これまでと同じように働かせようとするんですね。

でも仕方ないですよね。

脳社長は、腰のきんに君がそんな疲弊してるのに気が付かないんですから。

で、腰のきんに君の方は、めっちゃしんどいわけですよ。

「あれぇ〜、ずっとしんどいってメッセージ送ってんのにな…、届いてないはずないよな。」

「だって、ネットと違って、線でつながってるし。なんなら一つのカラダだし。」

「でも、もし届いてなかったらどうしよう…(ざわざわ)」

「いやそんなはずない、脳社長はもう指令を出すのをやめてくれるはずだ。」

「よし、あとひと踏ん張りだっ!」

って頑張っちゃうんです。

だから、悪化させちゃうんです。

ちょっとだいぶ長かったですが、そういうことです。

つまり、『湿布』や『痛み止め』の怖いところは、

『痛みが弱まること(感じなること)で、頑張れちゃうこと』なんです。

本来痛みがあれば、休むはずなんです。

そして、その痛みを改善させるための行動を取るはずなんです。

でも、鎮痛をしてしまうと、「治った」と思ってしまうんですね。

本当は何も治ってないし、何も変わってない(むしろ悪化している)のに、

症状がないだけで、「大丈夫」「治った」「元気」だと勘違いしてしまうんですよ。

これが危ないです。

もちろん私たちも人間ですから、痛みがあると不快だし、しんどいし、シンブルにイヤです。

だから、「絶対に痛み止めを使うな!」とは言いません。

むしろ、痛み止めを使った方がいいケースもたくさんあります。

でも忘れてはならないのは、鎮痛はあくまでも痛みを抑えているだけであって、

痛みの原因を改善してわけでも、ましてや治ったわけでもないってことなんです。

ですから、痛み止めや湿布を使っている方は、決してそれらに頼るのではなく、

『上手に使う』ようにましょう!

そして、「自分一人では腰痛を改善していくのは難しいな」「もっと専門的な人に寄り添ってもらいながらできないかなぁ」っと思った方は、ぜひ私まで直接ご相談ください。

これからも、健康について学びを深めて、身体的、精神的、社会的自由を手に入れましょう!

※ちなみに、湿布を使うのって世界でも日本と中国くらいなんですって。しかも、お医者さんが無駄に処方しすぎるから、今は、かなり制限されているって話です。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000184201.pdf

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